サークル名:flap
ゲームジャンル:アドベンチャー(夢と現が交錯)
ジャンル: 処女  水着 
雨の記憶が、すべてのはじまり。
あの日、あの場所で、僕はなぜ彼女を車に乗せたのだろう―――。
彼女が雨に降られて難儀していたから?
彼女が濡れるのを見たくなかったから?
いや。
すべては、最初から決まっていたこと―――。
そう。
僕が、雨(レイン)の記憶を、思い出すまで―――。
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■ゆるく、繰り返される、不思議な物語。
主人公が忘れてしまった過去の記憶。それが物語のキーとなっています。その記憶をあたかもパズルのピースを埋めるがごとく‘思い出して欲しいから’物語は繰り返しつづけるのです。
■「雨の記憶」に隠された切ない真相。
すべてが解放されたそのとき、主人公がなぜ「雨-レイン-の記憶」を封印していたのかが明らかになります。何もしてやれない無力な学生ゆえの、切なく純粋な愛が貴方の胸を打つことでしょう。
■会話から派生していく幻想的・幻惑的なエッチシーン。
ヒロインとの会話から導かれるように派生していく妄想の世界。ある時には主人公を蠱惑的に誘う彼女、またある時は主人公の思いのままになる彼女――。これは本当にただの妄想なのか? それとも―――!
エロはエロとしてキッチリ実用性を持たせながらも、物語のキーとなる核心部分をも盛り込んでいるのはライター・神堂劾の匠の技といえるでしょう。
■今では死語となってしまった「フラグ管理」。一世を風靡したサウンドノベルが好きだった世代には懐かしく、知らない世代には新鮮なゲームとして楽しめます。
「フラグ管理を捨てた時から、アドベンチャーゲームはゲームでなくなった」。このポリシーから生まれたのがこの『Rain memory-あまやどり-』です。エッチシーンにはフラグが用意されており、それを見た状況に応じてエンディングが少しずつ変化していきます。
そしてすべてのエッチシーンを回収することによって、真のエンディング、つまり物語の真相が明らかになる仕組みになっています。
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いつもの街並みをいつもの時間に、車で通りすぎる。
今日は、今日こそは大学の講義に出るはずだった。
だけど………気が付いたら車を路肩に止めて駐車していた。
(この分じゃ……また講義をサボるつもりなのかな、僕は)
そう思いながら、ハンドルに顔を伏せる。
サボる理由は?
――雨が降っていたから。
ハメハメハ大王のような理由だと、自らを省みて苦笑する。
僕は、雨が嫌いだ。
理由は…………なんなのだろう。自分でもよく判らない。
そんなもやもやを振り払おうと顔を上げる―――と。
そこに、雨宿りをする彼女―玲音(れいん)―がいた。
自分でもよく判らない。
でも、気が付くとドアを開けて、彼女を招き入れていた。
雨の日に雨(レイン)という名前の子を乗せる――。
その偶然に、僕はきっと自分が嫌いな雨を重ねてしまうのだろうと思っていたのだけど……。
そうは、ならなかった。
こうして、止まっていた「雨-レイン-の記憶」が、再び動き始める。
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