今日も勝負に負けては変態的な罰ゲームを受けている女の子の物語

幼なじみの洸ちゃんは今日も部屋から出てこない。
いわゆる引きこもりというやつ。それなのにいつも偉そうだ。
私はなんとか洸ちゃんを社会復帰させようと、毎回勝負を挑んでるんだけど今のところ0勝98敗。
う…いくらなんでも負け過ぎのような気が……。
あーもう！わ、分かってるわよ。言われなくたってー！
昔からそうなのよ！あいつ、どうしてあんなに強いのよっ！
しかも、負けたらエッチな罰ゲームさせられちゃうとか、ムチャクチャもいいとこだわ。
負けて恥ずかしい思いまでさせられるなんて、超不幸。
踏んだり蹴ったりとはまさにこのことね。

――もう。
私は洸ちゃんと一緒に学校へ行きたいだけなのになぁ…。

あっ！洸ちゃんからの呼び出しメールだ！
どうせまた変態的なイヤガラセを思いついたに違いないわ。
だけど見てなさいよ、今日の私は一味違うのよーー！

「今度いう今度はぜーーったいに社会復帰してもらうんだからね！」
「僕に勝てたらね。まあ、無理だろうけど…」
「むぅ…あれ？その手に持ってるのなにかしら？」
「…負けてからのお楽しみ」
「だから負けないっていってんでしょーっ！」