『黄昏-トワイライト-』

それは魔王が世界を支配し、魔法や剣などが存在する世界。

支配されている人々はモンスター達に恐怖し日々生活をしていた。
そんな中、人々は立ち上がりその者たちは次第に「勇者」と呼ばれるようになっていた。
勇者達は結束し魔王に戦いを挑み、激戦の結果勇者達は勝利する。

魔王軍参謀ディラン=B（ブラックマテリアル）=デュエルは魔王から魔王の娘であるヴィヴィ=A（アンティーザ）=ジャドウを連れて逃げるように勅命を受けていた。
命からがら逃げ延び、勇者達に滅ぼされた魔王軍を再建するべく決起するデュラン。
しかし魔王の娘ヴィヴィは世界を征服することに全く興味が持てないでいた。

「また世界を征服しても新しい勇者達がやってきてその度に戦っていたら意味ないじゃない？」

それからというものヴィヴィは魔王軍に残っている財産や食料を自分の為だけに使うようになっていた。

魔王軍の魔物達はヴィヴィに対する忠誠の心は次第に怒りや憎しみへと変わっていき魔王軍内部の治安は乱れデュランの手に余るようになってしまっていた。

「なんで私があのダメ魔王様のためにここまでやらなくてはならないのか……」

あまりにも理不尽な現状にデュランは怒りを抑えられなくなってしまう。

「超ナマイキなダメ魔王め……見ているがいい！ 魔界一の頭脳と呼ばれる力でお仕置きしてあげるんだからね」

デュランは不適な高笑いをしながら魔王軍の配下達に召集をかける。

「レッツ……パーリィイイイイイイイーッッ！！」