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池の守り神


「おまえも見たのかよ!! どこで見た?」
「俺は三丁目のクリーニング屋の前の自販機のところだよ、昨日の夜にさ、なんか不思議そうに稼働する自販機を眺めてたんだ」

俺の名前は研一郎(けんいちろう)。○学6○生だ。
今俺の周辺で大いに話題になっているのは、黒い色をした馬鹿でかい生き物だ。
クラスメイトだけでなく、近所のおばさんや行きつけの駄菓子屋のおばあさんなんかも目撃している。
色は真っ黒で身の丈は軽く2メートルを超え、体幅もかなりのものだ。
俺が見たのは夜、近くの公園に犬の散歩に行っていた時に、古ぼけたシーソーを物珍しそうにギコギコと上下させていた。


○学生の研一郎の周囲でうわさになっている奇妙な生物。

その正体とは……。


短編の創作小説です。

約2300字です。
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