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壁穴の向こうで今日のお当番が待ってるっ(ハート) Situation.1 クールビューティの介助


その壁には五センチ程の 『穴』 が開いていた。そして、テーブルの上に記入用紙があった。

□ 松コース → 1,000円
□ 竹コース → 3,000円
□ 梅コース → 5,000円
□ スペシャルコース → 時価
□ 指名料 → 1,000円 + α ( )
□ マイクON → 1,000円
□ 隠語プラス → 3,000円

二週間ほど前にこの学院に編入してきた主人公に情報屋なクラスメートが説明する。
「 『松』 は 『手』 で、 『竹』 は 『口』 で、 『梅』 は 『ゴックン』 な ! 」
「そ、それじゃ…… 『スペシャル』 って……」
「おおよ、オメエの想像通りだぜぇ♪」
「で、でもぅ……じ、 『時価』 って……な、何っ ? 」
「まあ、相場は諭吉が二枚ってトコだな♪」



この学院では毎週金曜日の昼休みに 『介助委員会』 に拠ってまさにスペシャルなサービスが実施されていたのだった。
そして、受け付けで 『介助委員』 が説明する。
「先ず覚えておいて欲しいのは、ここで行われる行為は、所謂 『○助交際』 とかではなくて、 『介助』 だというコト……これを忘れないでね ? ……ほら、青春に ‘ムラムラ’ は付き物よね ? ……それを 『介助』 する、というコトです。辞書に拠れば 『介助』 とは、 『病人や障害者・高齢者などに付き添い、起居動作の手助けをすること』 とあります。……だからね、ほら 『起こして』 あげたりぃ……その後も 『動作の補助』 なんかして 『手助け』 してあげるのよぉ……判るでしょおっ ? ……つまりぃ、青春特有の 『病』 を解消する 『手助け』 をしているのよねっ♪」



本篇は400字詰め原稿用紙換算92枚程です。それ以外に、挿絵を10枚収録しています。
結構長めの体験版を用意しましたので雰囲気などご確認戴けたらと思います。

お気に召しましたら、他作品もどうぞ宜しくお願い致します。

【 注 意 事 項 】
初めにお断りしておきますが、本作に凌辱色は一切ありません。 『壁穴』 というワードやパケ絵に凌辱モノを期待なさった方には向いていないと思います。
‘お莫迦なネタ’ を愉しんで戴けたらと思います。
また、シリーズ物の予定ですが、キャラクターごとにお話は完結していますので単独でお愉しみ戴けると思います。

【 登 場 人 物 】
● 芦川 杜乃(あしかわ もりの) = 鬼董学院(きとうがくいん)二回生。身長 : 163cm、体重 : 45kg、スリーサイズ : 84 (Cカップ) ・ 49 ・ 78 。けしてお高く留まっているという雰囲気ではないが 『本が友だち』 な人で ‘クールビューティ’ とでも言えば良いか、他人を遠ざけるオーラがあった。けれど、人付き合いが苦手なだけで本当は大和撫子な性格の持ち主。文芸部で図書委員。
● 中台 温子(なかだい あつこ) = 鬼董学院二回生。身長 : 159cm、体重 : 58kg、スリーサイズ : 97 (Gカップ) ・ 63 ・ 89 。バストが小さくなると聞いて水泳部に入ったのだが、いつの間にやら水泳部のホープに。真っ黒に日焼けしている事と太腿にも筋肉がついたのが悩みの種。介助委員。
● 東風谷 咲夜(こちや さくや) = 鬼董学院三回生。身長 : 139cm、体重 : 37kg、スリーサイズ : 75 (Aカップ) ・ 44 ・ 72 。三回生に見えない処か、いつも下のカテゴリーに間違われる ‘必殺ロリ体型’ 。ツンデレ……いや、ツンだけかも。実家は茶道の名門 『東風谷流』 家元。茶道部。美化委員。 (今回は出番なし)
● 竹之下 崇(たけのした たかし) = 鬼董学院二回生。父親の転勤で二週間ほど前にこの学院に編入してきた。真面目な ‘お坊ちゃま’ くん。
● 平嶋 哲生(ひらしま てつお) = 鬼董学院二回生。何処のクラスにも一人は居るような ‘お調子者’ で情報通。帰宅部。
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