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私が愛した触手様


■あらすじ
朝目覚めると、何かがおかしかった。
身体が重くて動けない。それに、べちゃべちゃと不愉快な音が僕の足元から響いてくる。
朝食を運んできたメイドが僕を見るなり絶叫した。「ひいい! ば、バケモノぉおおお!」……と。
両親は僕を殺す相談を始めた。
『お父さん、お母さん。僕です。雅隆です』僕は必死に訴えるが、彼らに僕の声は届かない。
しかし、二人の妹「桜子」と「葉月」が僕の前に立ちはだかり、弁護を始めた。
「この子はお兄様ですわ。わたくしには分かります」
「わ、私もそう思います。どうか雅隆様を殺さないでください。私達がお世話しますから」
根負けした両親は、僕を蔵へ幽閉し、そこから外へ出さない事を条件に世話を許可する。
かくして、僕と妹達の奇妙な生活が始まった……。
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